英文のリーディング+Rugby World Cup
この英文は、「英語リーディングの秘密」が取り上げるような難しい構文が含まれているわけではありません。「glanced off」と「ricocheted off (into)」の2つの動詞が並列で並んでいるだけです。「walked in」は、「captain Courtney Lawes」と説明する関係代名詞が頭にある形容詞節の中にある動詞です。英語リーディングの秘密」的に言うと、「動詞型3つの英文」でしょう。
辞書なしで挑んだ最初の訳文は、「フライハーフのジョージ・フォードのパスが、プロップのウィル・スタートの手に逆向きに渡り、プロップのジョー・マーラーのmohawkがricochet して、幸運にも(相手陣の中央の)ゴールポストの位置に歩いて入ったキャプテンのコートニー・ロースの手の中に入った。」としました。
「glance」、「ricochet」などの動詞の意味が分からないと、何を説明しようとしている英文なのかも分かりません。この時、「glance」は、「ちらっと見る」行為に関連した意味だろうと思いました。うまく訳文が出てこなかったので、英文全体があるプレーの詳細を説明しようとしているのだろうという予測から、「手に渡る」と訳してみました。「ricochet」は初めて見る単語で、まったくイメージがわきませんでした。その上、「mohawk」の意味も分からなかったので、さらに混乱しました。
分からない単語を辞書で調べた後の訳文は、「フライハーフのジョージ・フォードのパスが、プロップのウィル・スタートの腕に当たって後ろにそれ、プロップのジョー・マーラーの頭で前方に跳ね返って、幸運にも(相手陣の中央の)ゴールポストの位置にゆっくり進んだキャプテンのコートニー・ロースの手の中に飛び込んだ。」としました。
ラグビーのルールも、ポジション名も知らないので、まったく支離滅裂な訳文になる可能性があったのですが、出来上がったものはそこそこだと思っています。頭に当たって跳ねたボールはまだ生きているのだということも、大変珍しいプレーであるということも翻訳を進めていくなかで知りました。もう一つの、まったく分からなかった単語、「mohawk」は、「モヒカン刈り」という意味で、ジョー・マーラーがモヒカン刈りのヘアースタイルで、その頭に当たって跳ねて、ゴールにいたキャプテンの手に渡ったと解釈しました。
こういう練習を続けたら、英文を正確に読む癖がつくのではと思い、これからも続けたいと思います。