2021年3月2日火曜日

TEDx Talks に学ぶ その3

TEDx Talks に学ぶ その3

COVID19の蔓延のため、ボランティアガイドは活動拠点に入ることすらできなくなりました。そういう状況がいつまでも改善しないため、このブログも更新するのを怠っていました。もう一度TED×Talksを聞き始めましたので、最近感じたことを書こうと思います。




今回の題材は、「How to learn any language in six months / Chris Lonsdale」のスピーチです。どんな外国語も、彼のメソッドを忠実に行えば6カ月でしゃべることができるというのはとても魅力的な提案です。

大筋の流れは何となくつかめました。子供の時どうだったか、中国へ行って中国語をネイティブレベルでしゃべれるようになったこと、そこから彼のメソッドがどうつながっているのかという説明になります。話題が身近な感じで、流れもとらえやすく何となくわかった気がします。

ところが、肝心なところになると彼は急に早口になって、彼が何を言いたいのか分からなくなります。それが重要な情報なのか、大筋の流れさえつかんでおけばいいのか分からなくて心配になります。

例えばこうです。

And you've just learned that this...is important, it's relevant because it means this, and anything that is related, any information related to your survival is stuff that you're going to pay attention to and therefore you're going to remember it.

(日本語訳では、「あの木にあった傷は、恐ろしい熊を示すので、自分に関わり、重要なものだと学ぶわけです。どんな情報でも自分の生命に関わるなら注意を払うでしょうし、記録に残るのです。」となっています。) 

もちろん、スクリーンに熊が木につけた爪のあとの写真、巨大なグリズリーの写真が説明に沿って出てきますから英語力があれば分かると思います。私の理解を告白すれば、最初の「this」は「木にあった傷」で、次の「this」は「熊」だと思いますがそれであっているでしょうか。

次は、「anything that is related (to your survival)」、「any information related to your suvival」だと思います。そして後半の「stuff that you're going to pay attention」、「(stuff that you're going to remember it」の()で補った解釈はあっていますでしょうか。 

この記事を書いていて思ったのですが、日本語で書く場合なら写真があろうと敢えて言いたいことを強調しようとして、「木に刻まれた爪のあと」、「恐ろしい巨大な熊」という言葉を使うのではないでしょうか?

この文章で「this」を使うのが、この話者の特有の表現なのか、英語の一般的な表現なのかは分かりません。しかし、私にとっては、ここで言いたいであろうことがすぐに頭に入ってこないし、重要な情報だという理解の妨げになるようです。何度聞いても、「this」や「that」ばかりが行き来してしまい、日本語訳を読んでやっと納得というのが正直なところです。

漠然と感じているのは、英語の表現と日本語の表現には今まで学んできたこと以外にも、もっと違いが潜んでいるということです。TED×Talksを聞くことが、そういうことの理解につながればいいなあと思います。




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