2019年12月7日土曜日

TED✕Talks に学ぶ その2

TED✕Talks に学ぶ その2

2回目のヒアリングは、「Do nice people finish last or best? Christine Porath」です。



無礼な言葉(incivility)はひどい結果を招き、丁寧な言葉(civility)は良い結果を呼び込むというのがこのスピーチの趣旨です。前回聞いたTED×Talksより主張したいことがダイレクトで分かりやすく感じました。スピーチの流れを分かりやすくしている要素は、その内容だけではなく、以下の「つなぎ言葉」にもあるように思います。

スピーチが始まってしばらくして、こういう表現がありました。「Okey, you may say this make sense.」です。スピーカーが、「無礼な言葉/丁寧な言葉」に関するリサーチを開始して、その研究成果を発表した後、かなりの反響があったという話の後のことです。リサーチの結果が、「意味がある」ことを強調したかったのかなあと思います。

次は、「Let me give you an example what I mean, ~」です。次のリサーチの内容を説明している時のフレーズです。「聴講者」へ問いかける、王道的な「つなぎ言葉」に感じます。

次は、「We are so snecky, ~」です。上記のフレーズの直後、明確な結果を出すため、被験者に意地悪な設問を行ったという内容です。「~のような比較実験を行いました。」というより、「私たちは意地悪でした。」という方が「直接的に」聞こえる効果を狙ったのでしょうか?

次は、「Where do you start? And, how can you people lift up?」です。(lift up)は、「(部下のやる気を)引き出す。」という意味で使われていると思います。「丁寧な言葉を実践する人の事例」を紹介する上で、やはり「疑問文」で、「聴講者」へ問いかけるような表現を使っているのだと思います。

次は、「How did he do it?」です。これも、事例紹介の後半部分で、「では実際はどうやったのでしょう?」という感じの表現でしょうか。日本語のスピーチでもこういう言いかたをするかもしれませんので、英語特有とまでは行かないかもしれません。

最後は、「What I know from my research is ~」です。「このような内容から結論としては~」としないで、「私はこの研究から~という結果を得ました。」という表現でしょうか。「私は~」と強調するのは、違和感を感じますが、あえて強調するのが「英語圏」の表現なのかなあと思います。

チャンスがあったら使ってみたいなあと思います。





2019年11月6日水曜日

TED✕Talks に学ぶ その1

TED✕Talks に学ぶ その1



「TED×Talks」は、知っていらっしゃる方が多いと思いますが、一人のスピーカーが、15分程度のスピーチを一般公衆向けに行ったものを公開したビデオですよね。英会話教室で知り合った知人に紹介してもらい、一時期、英語に触れている時間を確保しようと思い、毎日視聴していました。

しばらく続けていくうちに、ただ視聴時間をこなす目的だけでは、やる気が出なくなってしまい、毎日視聴するということはやめてしまっていました。一方で、「英語ガイド」の方も、初めてから半年たったにもかかわらず、相変わらず上達を実感できない日々が続いていました。何か変化のきっかけを見つけ出したい、そんな日々が続いていました。

ある日、ある閃きがありました。それは、「TED×Talks」のスピーカーは、彼らが話そうとしている話題に関してそれほど知識を持っていない聴講者に対して、どういう表現を使って語りかけるのだろうと思ったのです。たぶん、分かりやすい言葉や表現を選んで、どうすれば理解を得られやすいのか考え抜いた上で、話しかける言葉を決めているのではないかと思いました。そこでさっそく、そういう観点で「TED×Talks」のスピーチを視聴してみました。

私の現在の英語力では、1回聞いただけではスピーカーが取り上げようとしている話題が何に関することで、何を語りかけたいのかすら分かりません。そこで、まずビデオの解説の要約文から、キーワードとなる単語で知らないものの意味を調べ、その後細かく分けて聞き、書き取ってみました。

今回聴いたスピーチは、
Autism research takes brains / Cynthia Schumann」です。

「autism:自閉症」が分からなかったので、出だしから何を主張したいのか分からなかったのですが、「brain」、「research」などの単語から、脳に関する研究者のスピーチではないかと思って聞いていました。ただ、今回ここで取り上げたいと思ったのは、「脳」とか「自閉症」とかのことではなく、スピーカーが、公衆にどう語りかけたのかを伝えたいと思ったからです。

彼女はこう切り出しました、
I really appreciate the opportunity to share with you what I worked on. My passion is not making brain research and autism possible.

さて、私の反省ですが、私は英語ガイドをスタートする瞬間で、「自己紹介」、「ゲストの情報収集」、「共有できる話題のレベル(くだけていってしまえば、この観光地に関してどれほど知っているか)」、そんなことを頭の中において、話を始めようとしていました。でも、このCynthiaさんのスピーチの切り出しを聴いて反省させられました。こう切り出すべきではないかと思ったのです。

「お会いできて光栄です。私の大好きなこの場所をご案内したいと思います。」

I really appreciate the opportunity to share with you this beautiful autumn afternoon. My passion is sharing this place's amusing stories with you.

もしかしたらこの表現は大袈裟な表現かもしれませんが、私が伝えたい事ってこういうことなんだろうなあと思います。この気持ちを伝えたいなあ・・・。




話題はガラッと変わって、最近の失敗談をちょっと報告します。

TOEICのヒアリング試験で、疑問文を聞いて最適な回答を選べというのがありますよね?それとまったく同じ体験をしました。

後で考え直すと、その時ゲストはこう聞いたのだと思います。
How many days do you work here?

ところがその時は、前半の How many days が聞き取れなくて、Do you work here? という疑問文に聞こえました。ちょうど近くにボランティアガイドではなく、その観光地の正式の職員がいたので、「その人とあなたとどう立場が違うの?」という疑問が、Do you work here? という疑問文で発せられたのだと思ってしまいました。

TOEICの設問のわなに引っ掛かった時のように、私は、「No, I'm a volunteer.」と答えてしまい、キョトンとされてしまいました。そして、正しい答えを私から導き出すのにもう数回、質問してもらうことになってしまいました。

いつもながら、何とも・・・どうもすみません。


2019年10月20日日曜日

英語ガイド始めました・後編

英語ガイド始めました・後編




「Stand still」作戦失敗

😓前回の失敗を踏まえて、どう話し出すか作戦を立ててみました。相手の出方に合わせてこちらが対応するのは、今の自分の能力では無理なのを実感しましたから、まずこちらのペースに巻き込もうというのがこの作戦の骨子です。
まず、自己紹介やら、この場所の概要説明をする前に、

Would you please come here and stand still a few minutes, and I'll explain myself and this place first.

みたいに言って主導権を握ろうと思ったのです。


😺 😺 😺 😺 😺 😺 😺

この作戦は、前回のガイドの時、相手がずんずん歩いていくのを制御できず、結局トークのタイミングも逸したという反省から思いつきました。思っていた長いセリフは言い切れませんでしたが、ゲストは立ち止まって、聞く態勢になってくれました。

そこまでは作戦通りでしたが、いざ概要説明を始めると、知っているだろうと思っていたことをゲストに「知らない」と言われてしまい、その説明に手間取って、いつまでたっても立ち止まった場所から移動できません。しかも、初夏の強い日差しが、私の心配性な心を刺激してきます。

結局、後半の説明を飛ばして、私から歩きだしてしまいました。そうすると、準備した一連の流れが、うまくいかなくなって、説明内容が歴史的に正しくなくなってしまいました。ゲストは日本の歴史を端から知らないわけですから、説明が正しくなくなっていることに気づきようがありません。何とかめちゃくちゃにはならないようにしたつもりではありますが、「太陽がまぶしかったから・・・」と言い訳するわけにはいきません。うまく行かないものですね。



次は「afterwards 作戦」だ

今回はゲストが1人だったこともあって、集中できたと思います。ただし、何といいますか、中身が薄いというのが反省点です。特にガイドをスタートしてから10分間ぐらいの間は、話したいことが比較的たくさんあるのですが、うまくできません。この場所ではこれを話そうと考えていたことが、話し切らないまま移動しているうちに曖昧になってしまうのです。

ゲストが歩くスピードと、私が話すスピードを比較すると、話したいことをすべて話し切るのは、冷静に考えれば無理な話だとすぐ分かります。一方で、別の場所では、話すことがなくて長い沈黙が生じてしまうことも度々あるのです。

そこであることを思い出しました。
私はこのボランティア「英語ガイド」を始める前から、ある英会話教室に通っているのですが、ある時、先生がいった一言が頭に残りました。

Today, we are going to look at a video few minutes. Afterwards, I'll ask several questions. Then, please look at....

この「afterwards」ですが、なかなか優れものではないかと思ったのです。トークの中に「afterwards」を混ぜることで、「こんなことも後で説明できるよ。」というスタンスを見せることができるのではないかというアイデアです。このアイデアは、私が期待しているほどうまくいくかどうか分かりませんが、次回試してみたいと思います。


😺 😺 😺 😺 😺 😺 😺

私の話した英語は(少しばかり恥ずかしいので)割愛して、何を言おうとしたのかというと、「ここに来られる前に、大阪に行かれたんですね?」こういうフレンドリーな物言いを目指しました。うまく言えなかったので、ずっと頭の中に残っていたのですが・・・

So, did you visit Osaka before you come here?

こういったら伝わったでしょうか?




世の中うまくいかないね

「Afterwards 作戦」はよく考えた作戦だったと思うのですが、「状況」がすべてに優先するわけで・・・。その「状況」はこんな風に進んでいきました。

ゲストが思いのほかフレンドリーで、向こうから、「Do you know our country ? Do you know  (city's name) ? We are from 💭💭.」ってな感じで話しかけてきてくれるわけです。

そうすると、「Oh, I know 💭💭, it's a very famous city.」ぐらいは言いたくなるわけです。何といっても私が知っている都市の名前が出てきたので、こちらもうれしくなっていますから。


😺 😺 😺 😺 😺 😺 😺

すると、「So, do you know (food's name) ? 💋💋 is a very famous our country's food. Have you ever eaten it ?」という二の矢が飛んできました。

「💋💋」って何だ?ウーンまずい。何か言いたいが何も出てこない。このペースちょっとまずくなって来たぞと思う訳です。(その国の代表的な食べ物と言ったらまず出てくるのがそれだったようです。)

後で考えれば、「私は日本から来ました。日本の有名な食べ物知ってますか?日本は『お寿司』が有名なんですよ。食べたことありますか?」ぐらいは外国人に話してみたくなるのは当然です。でも、その時の私は、その食べ物の名前を聞いたことも、類推することできませんでした。食べ物に関して、あまりにも予備知識なさすぎでした。

出鼻をくじかれると、(「Being thrown cold water on my small bravery・・・」)せっかく完璧に用意したつもりの出だしの説明が、前回同様支離滅裂になっていくのが、悲しいほど自分で感じ取れます。話はうまく展開しないし、ゲストは(ずいぶん我慢してくれたのですが)「もう先に進もう」という態度になって、「Afterwards 作戦」どころではありません・・・。

うまくいきませんでしたが、「知らないことが出てきた時は、『そのことは知りませんが、こういうことなら知っています。と話をつなげよう。」というのが先輩の教えです。今なら、こういったらどうかと思います。

Can you eat standing that food in a street ?」とか、
What is that food made of ?」なら話がつながりそうです。


😺 😺 😺 😺 😺 😺 😺

実はこの後、更なる失敗が続くのです。(トホホ・・・)

盛り下がったトークを助けてくれたのは、「忍者(Ninja)」くんでした。忍者のコスチュームで観光客の観光気分を盛り上げてくれている「忍者」くんが目の前にやってきてくれました。ゲストは大興奮、写真を一緒に撮ってもらえるよう頼んでほしいということになりました。そんなことはオーケーに決まってます。そのために来てくれたのですから。

失敗というのは、「この状況うまくいった」と思って気が緩み、思わずこう言ってしまったことです。

「一人でいいでんか?皆さんで入りたくないですか?」

そうじゃないでしょう!

Why don't you all get in ? I'll take it !

そうです。その時わたしは思わず、日本語を使ってしまっていたのでした。(がんばれ私・・・)

つづく・・・



英語ガイド始めました・前編

英語ガイド始まました・前編




初めての英語ガイドは?

😀さて、私の初体験は、アメリカの西海岸から見えたご夫婦でした。

先輩ガイドにほとんどのパートを受け持ってもらい、ほんの時々説明を試みたというのが実際のところです。その上、自己紹介もうまく言えず、こいつはまずいと思っていたところに、突然先輩のスマホに着信音が・・・。

「えー、今電話が掛かってくる?」

できなくてもいいから準備した通りツアーの概要を説明しよう・・・。

💦 💦 💦 💦 💦 💦 💦

We will make (a short tour to ・・・) みたいに言おうとしたのですが、カッコ以降は声にならなくて、自分でも何言ってんのかって感じになったところへ先輩の声が・・・。
「助かった。」

その後も、頭の中ではあんなに上手に言えていたのに、実際の説明は、ポツ、ポツ、ポツというスピードでやっと単語がつながっているだけ。

「何が言いたいのか、うまくまとまらない!」

するとゲストの奥様が、(なんと優しい)逆質問でフォローしてくれるではないか。旦那さんはというと、Ahh・・・ Wow・・・てな感じで、分かってくれているのか心配にはなるが、こっちが話し終わるのを優しく待ってくれている。

「本当にいい人にあたってよかった。」

Please look up (・・・) みたいに説明を試みるも、「うっ、続かない!」(優しい)先輩のフォロー、さらにもう一回、先輩のフォロー、てな感じでツアーがとりあえず進む。そんな感じで1時間30分のツアーは終了。Thank you. って言ってもらったけど、

「こちらこそサンキュー」

次回はもっと何とかしたいゾ。






How did they get in there ?

ボランティアガイド初体験の話の続きです。具体的にいえば、ゲストと並んでそぞろ歩きしていた時だったと思います。その前にどういう sentence があって、この言葉が続いて発せられたのか思い出せないのですが、この 「How did they get in there ?」という質問を受けました。この sentence は、聞き取りが不十分だったのではなく、本当にこの通り言われたのだと思うのですが、その時の状況とそぐわないように思いました。

直訳すれば、「彼らはどのようにしてそこに入りましたか?」になります。もちろん、この言葉を聞いた時、どこかの施設の入口にいたようにも思うので、そういう意味で言われたのかもしれません。インターネットで調べた限りでは、「get in there」の日本語訳は「そこに入る」が正しいように思えます。ただ、今までの経験的に判断して何か違う意味合いを持っているのだという気がしてなりませんでした。

💦 💦 💦 💦 💦 💦 💦

似たような表現を探すと、「You can really get in there. You can move it around and it's sturdy.」 というのはどういう意味ですかという質問を、ネイティブの回答者に尋ねている記事を見つけました。この質問が発せられたシチュエーションは、「That sentence was used in the situation that a person introduced his project.」と説明されていていました。その記事を読んで、「get in there」が直訳通りの意味だと何となくそぐわない状況と似ていると思いました。この記事はこの記事で、英文だけの記載で日本語訳が載っていないので意味が取りづらいのですが、このような回答が続いていました。

「He probably means that it is very effective at its job (at least that's what I can say sorry if this doesn't help).」

回答者の分析内容は、この質問者が理解できなかった言葉を述べた人の伝えたかったことは、「『やってみる価値がありそうだね。』と言っているのじゃないかな?」と言っているのではと解釈しましたが、ここで交わされた質問と回答は私の理解力の範囲を超えています。 参考≫ 「HiNative」 2017.09.23

💦 💦 💦 💦 💦 💦 💦

The fact that I don't have any successful experience shrinks me very often. 

この状況はまだまだ続きそうです。 





新元号「令和」について

第2回目のゲストは、ドイツからの2人連れの旅行者でした。とても気さくで、こちらの不手際もおおらかに受け止めていただけました。(ありがとうございました。)

今回は、やはりというべきか、元号が「令和に変わるとはどういうことなのか?」という質問が出ました。何を話すべきか考えがまとまっておらず、日本語で聞かれていたとしても答えられなかったでしょう。説明は、同行してくれていた先輩がおもに引き受けてくれましたが、先輩も準備不足な感じでした。(生意気言ってすみません。)

まず、用語をおさらいすると、「元号」は、「Japanese calendar」とか、 「name of an era」です。こんなことしか言えませんが、

The name of Japan's new era is "Reiwa". And "Reiwa" means "beautiful harmony".

「令和」の英訳は、新聞などにはもっと直訳的な表現が出ていたと思いますが、外務省が「beautiful harmony」を表わすと発表したようです。ちなみに、「平成」は、「achieving peace」だったようです。改元が行われるのは、

When Crown Prince succeeds to the Emperor, new era begins in Japan.

他にも、「即位する」という英語は、「take the throne」と言うようです。「take over」でもいいように思います。正確な使い分けはできませんが、「take over」だと、「責任を引き継ぐ」という部分をクローズアップしているように思います。

😺 😺 😺 😺 😺 😺 😺

「天皇の即位式」は、「enthronement ceremony」、より具体的には、「ceremony in which the Emperor take the throne」でしょうか。

An enthronement ceremony was held on May 1. And, the Emperor received the first public's congratulations on May 4.

「上皇」は「the Emperor Emeritus」
「皇太子」は「the Crown Prince」です。




「戦国時代」が通じない

今回ガイドさせてもらったのは、カナダからのゲストでした。結果を総括すると、準備したトークはグダグダで、まとまりがないまま次の案内に回るみたいな感じでした。緊張してしまうと、自分がどう話したのかとか、ゲストがどう反応してくれたとか、覚えていられません。もっと具体的な報告をしたいのですが思うにまかせません。(くやしい!)

さて、私がガイドしているのは戦国時代の建物が見学できる観光地の一角なのですが、ガイドの最中、準備しておいた英文をほぼ朗読に近い調子で説明したところ、「その The Sengoku period っていつのことですか?」と聞かれました。
そのあと、「The Edo period のことか?」と聞かれたと思うので、そのゲストは「江戸時代」は知っているが、「戦国時代」は知らないということだと思います。

(具体的な英文が欲しいところですが、力不足でありません。)

これは、私にとってはかなりショックでした。当然「戦国時代」という言葉は、この場所に来てくれる外国人にとっては、知っているはずの日本語だと思い込んでいましたから。
説明の元となる日本語の文章を考える時点で、「戦国時代」は当然分かってもらえているものとして全体の説明を考えていました。ですからその前提が崩れた今、私の説明はもしかするとまったく伝わっていないかもしれないという、とんでもない不安に襲われました。

その瞬間は、だからと言って急に説明文を変えることはできませんでしたので、話の続きで「戦国武将」という言葉も使いました。「戦国武将」の英訳は、「Sengoku warrior」だと思い込んでいましたのでその言葉を使ったのですが、うまく理解してもらえていない「Sengoku」だけでなく、「Warrior」にもマイナス反応がありました。「なんで今の脈絡の中で Warrior が出てくるの?」という受け取りだったと思います。

もしかしたら、「Warrior」には、「Lord of the Rings」の登場人物たちのようなイメージがあって、それが日本の「武将」とはイコールにならないのではないかと思います。ただそれは私がそう思い込んでいるだけで、本当は違うのかもしれません。とはいえ、それ以上突っ込んだ会話ができたわけではなく疑問は未解決のままです。

😺 😺 😺 😺 😺 😺 😺

その場ではそのままで終わってしまったのですが、気になるのでどういう日本語なら通じるのかインターネットで調べてみました。ちょうどほしい情報は見つかりませんでしたが、一例を上げると・・・

『世界に通じる殿堂入りランキングベスト5は、
1位 寿司 100人/100人
2位 忍者  98人/100人
3位    96人/100人
4位 芸者  90人/100人
5位 刺身  89人/100人』とのことです。

『世界に知られている意外な日本語ランキングベスト20』というのもあったのですが、その中には歴史にかかわる日本語は皆無でした。やっぱり、歴史を語るなら「忍者」、「侍」に結びつけないとダメみたいです。

参考≫ 世界に通じる意外な日本語ランキング【ニュースな日本語調べ】
「テレビから始まるエンタメ情報」 2018.12.16




英語ガイド始めました・中編

英語ガイド始めました・中編





よりによってセンダンかよ!

😰今日の一言は、「Why you chose "Sendan" of all others !」です。

その日のお客様は、東南アジア地域の国から来られた方でした。自分の能力不足の問題ではあるのですが、ゲストが小声で話されるので、聞き取りが大変でした。そういう自分のトークはというと、相変わらずセンテンスがうまくつながらず、優しいゲストに助けられる日々が続きそうです。

さて、その日の数えきれない反省点の中で、いくつか書いてみます。😅

最初の出来事はこんな感じでした。
公園の中を歩きながら、ここでこういう説明をしようという場所にゲストを案内したのですが、この日は日差しがきつく、お目当ての場所は日当たり抜群でした。ちょっと脇に目をやると、うまい具合に木陰があり、そこを指さして、私は「Go to the shadow.」と言ってしまっていました。本当は「そこの木陰に移動しましょう。」と言いたかったのですが・・・。

インターネットの自動翻訳の結果は、「Let's move to the shade of the tree.」でした。その他にも、「How about moving to the shady place over there, 」とか、「Why not move to the place in the shade.」 とかはどうでしょうか。
うまく言えなかった「移動する」は「move」で、「木陰」は「the shade」がよかったようです。

ちなみに「日差しがきついですから、ご注意ください。」と言うのはどう言えばいいでしょう?「Please, be careful of the strong sunshine.」とかはどうでしょうか。

💦 💦 💦 💦 💦 💦 💦 💦 

センダンの花
しばらくして、別の説明ポイントに移動して説明を始めようかというときに、ゲストが上空を見上げて急に「…Sakura…」と言われました。小声だったので、全体が聞き取れなかったのですが、上を見上げて大木の白っぽい花を見ながら話されたので、「これは桜の花ですか」と聞かれたのだと思いました。
それは桜の木とは似ても似つかない木で、しかもこの木に花が咲くとは思ってもみませんでした。さらに頼りないことに、それが本当に花なのかも自信がありません。

木の幹にプレートが付いていて、「センダン」と書かれていました。必死でそのプレートに英語名が書かれていないか捜しましたが、「学術名」という何語か分からない単語があるだけで、英語名がわかりません。よりによってここでセンダンの花に興味を持たれるとは・・・。世の中、何が起こるか分かりません。😏

インターネットによれば「Chinaberry」というらしいです。
もしあの時、この言葉が口から出せていたとしても、何のことか伝わらなかったでしょう。私は木や花のことはからっきしダメで、よく見かける花であっても日本語で何というのか知らないことの方が多いのです。その時は、何かいい話題転換の手段があればと思いました。
(不得意なのは話題を変えてしまうというのがベストだとは思いませんが、アタフタするよりずっといいでしょう。)

次回こそ何か一つでも成功体験(successful experience)が得られるようにしようと思った一日でした。





Killing Time

今日のお客様はビジネスマンでした。明日には帰国するけれども、今日一日時間が空いたのでこの地を訪れたとのことでした。ゲストの本当の希望を把握するだけの力量がなく、断片的な情報の積み上げにすぎないのですが、どうやら求めていたことは、この場所の詳細な説明などではなく、ちょっとおもしろい話や、むしろ日本人との会話だったのではないかと、後で気がつきました。

We came to this city for business, and we came here only to kill spare time.

大筋こんなことを言われたように思います。この観光地のことよりも、自分達の仕事のことについての楽しい会話を期待していたようでした。とはいえ、それでなくてもボキャブラリーや表現が足りないのに、その会話を深めることができませんでした。チャンスは何度かあったと思います。何でできないんだろうと悔しい思いに駆られた一日でした。(トホホ…)




何で固まってしまうのか・・・

今日のゲストは4人の学生でした。ゲストには申し訳ないのですが、学生だというだけで少しだけ強気になれるような感じを持ってスタートしました。でも実際に起こったことといえば、実力相応に「フリーズ」の連続でした。

通路から少し移動したところに、他の人を気にせず会話できる場所があります。「そこへ行きましょう。」と言いたかったのでが・・・。「そちらへ移動して、説明したいと思います。」というフレーズは、「Let's move there, and I will explain the next story・・・」か、前半は、「Would you please move there, ・・・」が良いかもしれません。

また、「フリーズ」を誘発した直接の原因は、私の思い込みと、ゲストの予備知識のギャップです。私がガイドしているのは江戸時代に関係のある場所なのですが、「the Edo shogunate」はまったく通じませんでした。「Shogun」は、知っているようでした。仕方なしに「江戸幕府」を「the Edo Shogun」としてしまいましたが、それでは説明したいことが支離滅裂になってしまいます。

こういう時、自分のボキャブラリーのなさにガッカリします。
「the feudal government in the Edo period」もしくは「the government in the Edo period」なら通じるでしょうか?

💦 💦 💦 💦 💦 💦 💦 💦 

その次に「元々からあった建物はほとんどありません。」といいたいと思ったのですが、うまく言えません。

「Remained buildings are rare!」 

ぎこちなさはいかんともしがたいのですが、こんな風にとっさに言えるようにはとても思えませんが、次回はこういってみようと思います。