2019年10月20日日曜日

英語ガイド始めました・前編

英語ガイド始まました・前編




初めての英語ガイドは?

😀さて、私の初体験は、アメリカの西海岸から見えたご夫婦でした。

先輩ガイドにほとんどのパートを受け持ってもらい、ほんの時々説明を試みたというのが実際のところです。その上、自己紹介もうまく言えず、こいつはまずいと思っていたところに、突然先輩のスマホに着信音が・・・。

「えー、今電話が掛かってくる?」

できなくてもいいから準備した通りツアーの概要を説明しよう・・・。

💦 💦 💦 💦 💦 💦 💦

We will make (a short tour to ・・・) みたいに言おうとしたのですが、カッコ以降は声にならなくて、自分でも何言ってんのかって感じになったところへ先輩の声が・・・。
「助かった。」

その後も、頭の中ではあんなに上手に言えていたのに、実際の説明は、ポツ、ポツ、ポツというスピードでやっと単語がつながっているだけ。

「何が言いたいのか、うまくまとまらない!」

するとゲストの奥様が、(なんと優しい)逆質問でフォローしてくれるではないか。旦那さんはというと、Ahh・・・ Wow・・・てな感じで、分かってくれているのか心配にはなるが、こっちが話し終わるのを優しく待ってくれている。

「本当にいい人にあたってよかった。」

Please look up (・・・) みたいに説明を試みるも、「うっ、続かない!」(優しい)先輩のフォロー、さらにもう一回、先輩のフォロー、てな感じでツアーがとりあえず進む。そんな感じで1時間30分のツアーは終了。Thank you. って言ってもらったけど、

「こちらこそサンキュー」

次回はもっと何とかしたいゾ。






How did they get in there ?

ボランティアガイド初体験の話の続きです。具体的にいえば、ゲストと並んでそぞろ歩きしていた時だったと思います。その前にどういう sentence があって、この言葉が続いて発せられたのか思い出せないのですが、この 「How did they get in there ?」という質問を受けました。この sentence は、聞き取りが不十分だったのではなく、本当にこの通り言われたのだと思うのですが、その時の状況とそぐわないように思いました。

直訳すれば、「彼らはどのようにしてそこに入りましたか?」になります。もちろん、この言葉を聞いた時、どこかの施設の入口にいたようにも思うので、そういう意味で言われたのかもしれません。インターネットで調べた限りでは、「get in there」の日本語訳は「そこに入る」が正しいように思えます。ただ、今までの経験的に判断して何か違う意味合いを持っているのだという気がしてなりませんでした。

💦 💦 💦 💦 💦 💦 💦

似たような表現を探すと、「You can really get in there. You can move it around and it's sturdy.」 というのはどういう意味ですかという質問を、ネイティブの回答者に尋ねている記事を見つけました。この質問が発せられたシチュエーションは、「That sentence was used in the situation that a person introduced his project.」と説明されていていました。その記事を読んで、「get in there」が直訳通りの意味だと何となくそぐわない状況と似ていると思いました。この記事はこの記事で、英文だけの記載で日本語訳が載っていないので意味が取りづらいのですが、このような回答が続いていました。

「He probably means that it is very effective at its job (at least that's what I can say sorry if this doesn't help).」

回答者の分析内容は、この質問者が理解できなかった言葉を述べた人の伝えたかったことは、「『やってみる価値がありそうだね。』と言っているのじゃないかな?」と言っているのではと解釈しましたが、ここで交わされた質問と回答は私の理解力の範囲を超えています。 参考≫ 「HiNative」 2017.09.23

💦 💦 💦 💦 💦 💦 💦

The fact that I don't have any successful experience shrinks me very often. 

この状況はまだまだ続きそうです。 





新元号「令和」について

第2回目のゲストは、ドイツからの2人連れの旅行者でした。とても気さくで、こちらの不手際もおおらかに受け止めていただけました。(ありがとうございました。)

今回は、やはりというべきか、元号が「令和に変わるとはどういうことなのか?」という質問が出ました。何を話すべきか考えがまとまっておらず、日本語で聞かれていたとしても答えられなかったでしょう。説明は、同行してくれていた先輩がおもに引き受けてくれましたが、先輩も準備不足な感じでした。(生意気言ってすみません。)

まず、用語をおさらいすると、「元号」は、「Japanese calendar」とか、 「name of an era」です。こんなことしか言えませんが、

The name of Japan's new era is "Reiwa". And "Reiwa" means "beautiful harmony".

「令和」の英訳は、新聞などにはもっと直訳的な表現が出ていたと思いますが、外務省が「beautiful harmony」を表わすと発表したようです。ちなみに、「平成」は、「achieving peace」だったようです。改元が行われるのは、

When Crown Prince succeeds to the Emperor, new era begins in Japan.

他にも、「即位する」という英語は、「take the throne」と言うようです。「take over」でもいいように思います。正確な使い分けはできませんが、「take over」だと、「責任を引き継ぐ」という部分をクローズアップしているように思います。

😺 😺 😺 😺 😺 😺 😺

「天皇の即位式」は、「enthronement ceremony」、より具体的には、「ceremony in which the Emperor take the throne」でしょうか。

An enthronement ceremony was held on May 1. And, the Emperor received the first public's congratulations on May 4.

「上皇」は「the Emperor Emeritus」
「皇太子」は「the Crown Prince」です。




「戦国時代」が通じない

今回ガイドさせてもらったのは、カナダからのゲストでした。結果を総括すると、準備したトークはグダグダで、まとまりがないまま次の案内に回るみたいな感じでした。緊張してしまうと、自分がどう話したのかとか、ゲストがどう反応してくれたとか、覚えていられません。もっと具体的な報告をしたいのですが思うにまかせません。(くやしい!)

さて、私がガイドしているのは戦国時代の建物が見学できる観光地の一角なのですが、ガイドの最中、準備しておいた英文をほぼ朗読に近い調子で説明したところ、「その The Sengoku period っていつのことですか?」と聞かれました。
そのあと、「The Edo period のことか?」と聞かれたと思うので、そのゲストは「江戸時代」は知っているが、「戦国時代」は知らないということだと思います。

(具体的な英文が欲しいところですが、力不足でありません。)

これは、私にとってはかなりショックでした。当然「戦国時代」という言葉は、この場所に来てくれる外国人にとっては、知っているはずの日本語だと思い込んでいましたから。
説明の元となる日本語の文章を考える時点で、「戦国時代」は当然分かってもらえているものとして全体の説明を考えていました。ですからその前提が崩れた今、私の説明はもしかするとまったく伝わっていないかもしれないという、とんでもない不安に襲われました。

その瞬間は、だからと言って急に説明文を変えることはできませんでしたので、話の続きで「戦国武将」という言葉も使いました。「戦国武将」の英訳は、「Sengoku warrior」だと思い込んでいましたのでその言葉を使ったのですが、うまく理解してもらえていない「Sengoku」だけでなく、「Warrior」にもマイナス反応がありました。「なんで今の脈絡の中で Warrior が出てくるの?」という受け取りだったと思います。

もしかしたら、「Warrior」には、「Lord of the Rings」の登場人物たちのようなイメージがあって、それが日本の「武将」とはイコールにならないのではないかと思います。ただそれは私がそう思い込んでいるだけで、本当は違うのかもしれません。とはいえ、それ以上突っ込んだ会話ができたわけではなく疑問は未解決のままです。

😺 😺 😺 😺 😺 😺 😺

その場ではそのままで終わってしまったのですが、気になるのでどういう日本語なら通じるのかインターネットで調べてみました。ちょうどほしい情報は見つかりませんでしたが、一例を上げると・・・

『世界に通じる殿堂入りランキングベスト5は、
1位 寿司 100人/100人
2位 忍者  98人/100人
3位    96人/100人
4位 芸者  90人/100人
5位 刺身  89人/100人』とのことです。

『世界に知られている意外な日本語ランキングベスト20』というのもあったのですが、その中には歴史にかかわる日本語は皆無でした。やっぱり、歴史を語るなら「忍者」、「侍」に結びつけないとダメみたいです。

参考≫ 世界に通じる意外な日本語ランキング【ニュースな日本語調べ】
「テレビから始まるエンタメ情報」 2018.12.16




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