2023年3月18日土曜日

日本のプリンセスが・・・

日本のプリンセスが・・・



あいにくの小雨の中、今日も多くの旅行者が訪れてくれました。
今回は、遠く中南米からのゲスト3人を案内することになりました。

メインの建物の中では、説明したいことが決まっていますので、今日もその流れに沿ってガイドできました。ゲストが日本の歴史に詳しければ少し細かい説明をしてみたり、逆に今回のようにそれほど詳しくなければ大雑把な説明ですます感じです。

私が好きな時間は、メインの建物の説明が終わり、最後に別れるまでの雑談時間です。うまい話題が思いつかないときは、自分の英語学習のことを話してしまいます。「もっと上手に説明できるようになりたいんですよ。」そういうと、みなさん優しく何かアドバイスをしてくれます。

まあ、これがお金をいただいでのガイドだったら「英語がうまくなりたい」なんて言い草は通用しないでしょうが、お金はいただかないボランティアガイドですので、優しいアドバイスがいただけるのでしょう。ゲストの母語はスペイン語なので、ゲストにとっても英語は第2言語のはずなのですが、とても流ちょうに操られます。まだ学生のお嬢さんの英語もとても上手です。

正確な聞き取りはできていないのですが、私の問いかけの答えとして、「英語がうまくなるためには、使うチャンスを増やして練習するのが大切だ」と言われたのだと思います。会話の最中、私の頭の中は、①相手の話の大まかな把握、②どう返答するかの方向づけ、③言い回し、特にどう言い出すかを考えるという作業を繰り返しています。多くのことを瞬時に行わないといけないため、どうしても①の部分がこう言いたいのだろうという決めつけになりがちです。

今思い返しても、ゲストが発話した具体的な文章は浮かんできません。英語学習する上では、生の英語が聞けるとても恵まれたチャンスなのですが・・・。今日もここの所もっと力を入れなければいけなかったのにと反省しています。

その時、咲き始めの桜の花がちょうど目に入りました。それまではあまり話してくれなかったお嬢さんが突然、「私の学校にも桜の木がたくさん植えてあって、桜の花が満開になるととてもきれいだ」と話し始めてくれました。お嬢さんは母国で、日本人の子供たちが勉強しているのと同じ学校に通っていたのでした。

そして、彼女の話が正しければ、何年か前に日本のプリンセスが学校を訪問して、彼女もお会いしたというのです。「あなたは何か話したのか?」と聞くと、少し離れたところで手を振っただけだったようです。後で調べてみると確かに数年前に「眞子さま」が今日のゲストの国を訪問していたことが分かりました。聞き取りの正確さはまだまだおぼつきませんが、話の大筋は外していなかったとホッとしました。

🙋 🙋 🙋

Despite an unfortunate weather condition, many travelers visited this site today. In this situation, I guided 3 travelers from Southern American country.

When I explain something inside the main facility, I have some examples to give explanations there. So, I think I successfully guided inside the building. If the guests wanted more detailed explanations, I would try to face difficulties then. On the contrary, when the guests had little information about this site, I'd try to give plain explanations.
 
By the way, my favorite during a guiding is small talks after explanation of the main building. If I can't find an appropriate topic, I talk about my English studying. "I'd like to deliver better sentences not what I say now" I say. Then the guests gently advise me about how to learn or something.  
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2023年3月4日土曜日

ご職業は?

ご職業は?




東アジアにある国から、スキーをしに来られた4人連れのゲストを案内しました。
日本を離れる前に残った時間を過ごすのにこの場所を選んでいただきました。楽しくて優しさのあるグループに出会えてとてもうれしく思いました。👨


さて、ガイドをしている場所に梅の木が数十本植えられていて、そろそろ満開を迎えます。そこで、その木が植えられているところへゲストを案内しようと思い、

I think Japanese plum tree will be full bloom in this week or next week.

というようなことを言ってみました。

文法的なミスとしては、「be in full bloom」が正解のようですが、「in」が聞こえなくてもそんなことは大したミスではないと思います。問題はもっと根本的なところにありました。

ゲストは私の言う「plum tree」にキョトンとされ、私が何を言いたいのかわからない様子なのです。どうやら、私の発音が「pram」(「乳母車」)になっていたのかもしれないし、「plum」と「花」、そして「満開」というイメージが結びつかないのかもしれないようでした。そしてなんとも残念なことに、少し歩いた先にある日本語の立て看板の「梅」という文字を見てやっと納得されたようでした。

Japanese plum blossoms will be full bloom.

と言えば、「花」というイメージが伝わったのかもしれないなと後で思いましたが・・・。正解はよくわかりません。それより、別の言い回しがすぐ出てこればいいのではないかと思います。(すぐに出てこないので、早めに準備しておこうと思います。すぐに「桜」が満開になる時期を迎えますから。)


さて少し先に進んで、建物に入る場所につきました。その建物は小さいので、人数制限があってかなり待たされました。「どんな建物なのか」などの話した後、まだ待ち時間が続いたので、ゲストの個人的なことをお聞きして話を膨らませようと思い、

May I ask what your joy is?

これも、文法的にあっている自信はないのですが、質問していることはわかると思います。

その時、頭の片隅にあった疑問はこうでした。私は、「職業」という言葉を「occupation」を使って表現したかったのですが、翻訳に100%の自信がなかったので、次候補として、「work」が頭に浮かびました。ところが、この「work」ですが、「ウォーク」なのか「ワーク」なのか、常々うまく発音できないという気持ちがあって、できれば避けたい単語の一つなのです。結果、「job」を選んだわけですが、何となくですが軽い表現というか、「定職」を聞くにはフォーマルな感じがしないというか、これもそんな自由に使える単語ではないなという印象があります。(次は自信をもって「occupation」を使おうと思いました。)

そしてこの日のガイドは、似たような葛藤が次から次へと続いたのでした。


それでも最後にはゲストの、

It's really glad to meet you here.

という言葉をいただき、この日も最高の「アパレンティス・デイ(Apprentice Day)」でした。👨