「Stand still」作戦失敗
😓前回の失敗を踏まえて、どう話し出すか作戦を立ててみました。相手の出方に合わせてこちらが対応するのは、今の自分の能力では無理なのを実感しましたから、まずこちらのペースに巻き込もうというのがこの作戦の骨子です。
まず、自己紹介やら、この場所の概要説明をする前に、
「Would you please come here and stand still a few minutes, and I'll explain myself and this place first.」
みたいに言って主導権を握ろうと思ったのです。
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この作戦は、前回のガイドの時、相手がずんずん歩いていくのを制御できず、結局トークのタイミングも逸したという反省から思いつきました。思っていた長いセリフは言い切れませんでしたが、ゲストは立ち止まって、聞く態勢になってくれました。
そこまでは作戦通りでしたが、いざ概要説明を始めると、知っているだろうと思っていたことをゲストに「知らない」と言われてしまい、その説明に手間取って、いつまでたっても立ち止まった場所から移動できません。しかも、初夏の強い日差しが、私の心配性な心を刺激してきます。
次は「afterwards 作戦」だ
今回はゲストが1人だったこともあって、集中できたと思います。ただし、何といいますか、中身が薄いというのが反省点です。特にガイドをスタートしてから10分間ぐらいの間は、話したいことが比較的たくさんあるのですが、うまくできません。この場所ではこれを話そうと考えていたことが、話し切らないまま移動しているうちに曖昧になってしまうのです。
ゲストが歩くスピードと、私が話すスピードを比較すると、話したいことをすべて話し切るのは、冷静に考えれば無理な話だとすぐ分かります。一方で、別の場所では、話すことがなくて長い沈黙が生じてしまうことも度々あるのです。
そこであることを思い出しました。
私はこのボランティア「英語ガイド」を始める前から、ある英会話教室に通っているのですが、ある時、先生がいった一言が頭に残りました。
「Today, we are going to look at a video few minutes. Afterwards, I'll ask several questions. Then, please look at....」
この「afterwards」ですが、なかなか優れものではないかと思ったのです。トークの中に「afterwards」を混ぜることで、「こんなことも後で説明できるよ。」というスタンスを見せることができるのではないかというアイデアです。このアイデアは、私が期待しているほどうまくいくかどうか分かりませんが、次回試してみたいと思います。
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私の話した英語は(少しばかり恥ずかしいので)割愛して、何を言おうとしたのかというと、「ここに来られる前に、大阪に行かれたんですね?」こういうフレンドリーな物言いを目指しました。うまく言えなかったので、ずっと頭の中に残っていたのですが・・・
「So, did you visit Osaka before you come here? 」
「Afterwards 作戦」はよく考えた作戦だったと思うのですが、「状況」がすべてに優先するわけで・・・。その「状況」はこんな風に進んでいきました。
ゲストが思いのほかフレンドリーで、向こうから、「Do you know our country ? Do you know (city's name) ? We are from 💭💭.」ってな感じで話しかけてきてくれるわけです。
そうすると、「Oh, I know 💭💭, it's a very famous city.」ぐらいは言いたくなるわけです。何といっても私が知っている都市の名前が出てきたので、こちらもうれしくなっていますから。
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すると、「So, do you know (food's name) ? 💋💋 is a very famous our country's food. Have you ever eaten it ?」という二の矢が飛んできました。
「💋💋」って何だ?ウーンまずい。何か言いたいが何も出てこない。このペースちょっとまずくなって来たぞと思う訳です。(その国の代表的な食べ物と言ったらまず出てくるのがそれだったようです。)
後で考えれば、「私は日本から来ました。日本の有名な食べ物知ってますか?日本は『お寿司』が有名なんですよ。食べたことありますか?」ぐらいは外国人に話してみたくなるのは当然です。でも、その時の私は、その食べ物の名前を聞いたことも、類推することできませんでした。食べ物に関して、あまりにも予備知識なさすぎでした。
出鼻をくじかれると、(「Being thrown cold water on my small bravery・・・」)せっかく完璧に用意したつもりの出だしの説明が、前回同様支離滅裂になっていくのが、悲しいほど自分で感じ取れます。話はうまく展開しないし、ゲストは(ずいぶん我慢してくれたのですが)「もう先に進もう」という態度になって、「Afterwards 作戦」どころではありません・・・。
うまくいきませんでしたが、「知らないことが出てきた時は、『そのことは知りませんが、こういうことなら知っています。』と話をつなげよう。」というのが先輩の教えです。今なら、こういったらどうかと思います。
「Can you eat standing that food in a street ?」とか、
「What is that food made of ?」なら話がつながりそうです。
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実はこの後、更なる失敗が続くのです。(トホホ・・・)
盛り下がったトークを助けてくれたのは、「忍者(Ninja)」くんでした。忍者のコスチュームで観光客の観光気分を盛り上げてくれている「忍者」くんが目の前にやってきてくれました。ゲストは大興奮、写真を一緒に撮ってもらえるよう頼んでほしいということになりました。そんなことはオーケーに決まってます。そのために来てくれたのですから。
失敗というのは、「この状況うまくいった」と思って気が緩み、思わずこう言ってしまったことです。
「一人でいいでんか?皆さんで入りたくないですか?」
そうじゃないでしょう!
「Why don't you all get in ? I'll take it !」
そうです。その時わたしは思わず、日本語を使ってしまっていたのでした。(がんばれ私・・・)
つづく・・・
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