2019年11月6日水曜日

TED✕Talks に学ぶ その1

TED✕Talks に学ぶ その1



「TED×Talks」は、知っていらっしゃる方が多いと思いますが、一人のスピーカーが、15分程度のスピーチを一般公衆向けに行ったものを公開したビデオですよね。英会話教室で知り合った知人に紹介してもらい、一時期、英語に触れている時間を確保しようと思い、毎日視聴していました。

しばらく続けていくうちに、ただ視聴時間をこなす目的だけでは、やる気が出なくなってしまい、毎日視聴するということはやめてしまっていました。一方で、「英語ガイド」の方も、初めてから半年たったにもかかわらず、相変わらず上達を実感できない日々が続いていました。何か変化のきっかけを見つけ出したい、そんな日々が続いていました。

ある日、ある閃きがありました。それは、「TED×Talks」のスピーカーは、彼らが話そうとしている話題に関してそれほど知識を持っていない聴講者に対して、どういう表現を使って語りかけるのだろうと思ったのです。たぶん、分かりやすい言葉や表現を選んで、どうすれば理解を得られやすいのか考え抜いた上で、話しかける言葉を決めているのではないかと思いました。そこでさっそく、そういう観点で「TED×Talks」のスピーチを視聴してみました。

私の現在の英語力では、1回聞いただけではスピーカーが取り上げようとしている話題が何に関することで、何を語りかけたいのかすら分かりません。そこで、まずビデオの解説の要約文から、キーワードとなる単語で知らないものの意味を調べ、その後細かく分けて聞き、書き取ってみました。

今回聴いたスピーチは、
Autism research takes brains / Cynthia Schumann」です。

「autism:自閉症」が分からなかったので、出だしから何を主張したいのか分からなかったのですが、「brain」、「research」などの単語から、脳に関する研究者のスピーチではないかと思って聞いていました。ただ、今回ここで取り上げたいと思ったのは、「脳」とか「自閉症」とかのことではなく、スピーカーが、公衆にどう語りかけたのかを伝えたいと思ったからです。

彼女はこう切り出しました、
I really appreciate the opportunity to share with you what I worked on. My passion is not making brain research and autism possible.

さて、私の反省ですが、私は英語ガイドをスタートする瞬間で、「自己紹介」、「ゲストの情報収集」、「共有できる話題のレベル(くだけていってしまえば、この観光地に関してどれほど知っているか)」、そんなことを頭の中において、話を始めようとしていました。でも、このCynthiaさんのスピーチの切り出しを聴いて反省させられました。こう切り出すべきではないかと思ったのです。

「お会いできて光栄です。私の大好きなこの場所をご案内したいと思います。」

I really appreciate the opportunity to share with you this beautiful autumn afternoon. My passion is sharing this place's amusing stories with you.

もしかしたらこの表現は大袈裟な表現かもしれませんが、私が伝えたい事ってこういうことなんだろうなあと思います。この気持ちを伝えたいなあ・・・。




話題はガラッと変わって、最近の失敗談をちょっと報告します。

TOEICのヒアリング試験で、疑問文を聞いて最適な回答を選べというのがありますよね?それとまったく同じ体験をしました。

後で考え直すと、その時ゲストはこう聞いたのだと思います。
How many days do you work here?

ところがその時は、前半の How many days が聞き取れなくて、Do you work here? という疑問文に聞こえました。ちょうど近くにボランティアガイドではなく、その観光地の正式の職員がいたので、「その人とあなたとどう立場が違うの?」という疑問が、Do you work here? という疑問文で発せられたのだと思ってしまいました。

TOEICの設問のわなに引っ掛かった時のように、私は、「No, I'm a volunteer.」と答えてしまい、キョトンとされてしまいました。そして、正しい答えを私から導き出すのにもう数回、質問してもらうことになってしまいました。

いつもながら、何とも・・・どうもすみません。


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